商いの町に息づく暮らし─京都人の「普段使い」

商いの町に息づく暮らし─京都人の「普段使い」

  今回は、四条烏丸からほど近く、室町通りに店を構える「前田珈琲室町本店」をご紹介いたします。もともとは呉服店として使用されていた建物で、1981年、前田珈琲本店として開店しました。ここは「観光地」ではありません。京都で暮らし働く人々に長い年月をかけて愛されてきた、京都人が「普段使い」をする、日常に息づいた空間です。 

 

 

「見る旅」から「過ごす旅」へ 

 京都での旅行と言えば、寺社仏閣、名所旧跡といった「観光地を見て楽しむ」旅が中心になることが多いと思います。しかしこの前田珈琲は、かつて商いの中心地として栄え、今も京都で働く人々が行き交う街で、落ち着いた日常空間を提供し続けています。 

京都では、長年愛されてきた建物を改築や取り壊しをせず、そのまま活かしながら次の役割へと受け継ぐことが多々あります。ゆっくり過ごしながら、そのような京都らしい文化を感じることのできる素敵な空間です。 

 京ホテル喜招邸御所南が皆様にお届けしたい、京都の文化の本質のひとつを体感していただけるのではないかと思います。 

 

 

自家製スイーツと共に味わう 

 コク深い苦味が広がる珈琲に合わせたいのは、やはり自家製スイーツ。定番のショートケーキから、ボリュームたっぷりのフルーツサンド、アップルパイやプリンなど、季節によって様々なメニューが提供されています。夏場にはかき氷を味わうことができるのも嬉しいポイント。 

 また、前田珈琲室町本店は、近年では珍しく喫煙が可能な飲食店です。苦手な方もいらっしゃると思いますが、喫煙が可能なのは古き良き喫茶店ならではの魅力であることに間違いありません。もちろん禁煙席もあるため、タバコの煙が苦手な方は禁煙席を選ぶことができます。 

 

前田珈琲室町本店へ 

 当ホテルにご宿泊の際は、観光前の朝や、少し落ち着きたい午後に立ち寄るのがおすすめ。前田珈琲 室町本店は、「京都を観光する」時間と「京都で過ごす」時間の間に、ちょうど良い余白をつくってくれる場所です。また店舗の外観は、京都らしい和のデザインや看板があしらわれているため、観光客の方にとっても京都での1日を始めるのにぴったりです。 

 大きな体験ではなく、京都の生活にそっと触れる。そんな時間を求める方にこそ、訪れていただきたい一軒です。 

 

 

ライターのオススメポイント 

 前田珈琲室町本店では、平日限定(11:00-17:30)でミニカプチーノソフトを無料でサービスしてもらうことができます。ワンオーダーでサービスが受けられるため、アイスコーヒーを注文してフロート風にするのもオススメです。平日に来店予定の方はぜひ! 

 なお、執筆時の情報のため、来店時は事前にお調べいただくことをお勧めいたします。 

nimo

京都生まれ京都在住の大学4回生
カフェや建築をよく巡っています☕︎